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世界の人口   

数字クイズ
           
 問題1 現在(2008年集計)世界の人口は何億人か?
 問題2 60年前(1950年)は何億人だったか?
 問題3 2050年には何億人になると(国連は)予想しているか?
 問題4 ここ2000年の人口推移をグラフにすると、それはどのような  形になるか?
 問題5 人口の多い国、現在のベスト20はどこ?各々何億人?
 
 今回は、環境問題や資源問題など、現在の大きな問題の根源にあると思われる人口問題を考えてみよう。

(1)近年の人口推移
 問題1世界人口は、小学校高学年あたりで出てくる数字であるから、回答者の年代によっても答えが変わってこよう。筆者は30数億人と習った。
 2008年の国連統計では、約68億人となっている。
 問題2 60年前の1950年が25億人であるから、ここ100年で3倍近くにもなったことになる。1990年からでも15億人増加している。人口減に悩まされる日本に住んでいると実感はないが、紛争国で10万人単位の難民が出ると大騒ぎになることを考えると、ものすごいことといわなければならない。











 問題3 国連は、世界の人口は2050年には92億人まで増加すると予想する。人口の予測は、少なくとも過去、よく当たっている。
西暦0年の2億人が3億人になるのに1,000年かかり、それがさらに10億人になるのに800年かかったのと比べれば、そのスピードに驚く。まさに人口爆発である。

(2) 長期的推移
以上のことは、次のグラフを見ればさらによくわかる(筆者も初めてこのグラフを見たとき、実はしばらく信じられなかった)。
この形が問題4の答えである。
生物は子供を産み、増えた子供もまた増やす側に回るから、どこかでこのような形になってくる。ネズミ算ほどのスピードはないにしても、原理は同様である。このことを200年前に経済学者マルサスが「人口は幾何級数的に増加する」と言った。
 運が悪いことに、我々は今、図の矢印のポイントで生存している。
 温暖化ガスが問題となっているが、南極や北極の氷が溶け、世界の森林が急速に消えていき、約 2000万種の生物のうち毎年5万~15万種(毎日 100~300種)の生物が絶滅し続けている根源には、この、人間の増加ということがある。

(3) エコロジカル・フットプリント
実は、こうした「地球の問題」は40年ほども前、1972年に出版された『成長の限界』という1冊の本で、警鐘が鳴らされた。
この本はローマクラブが、マサチューセッツ工科大学(MIT)のデニス・メドウズを主査とする国際チームに委託してとりまとめた研究であり、人口の幾何級数的増加ということと、資源と地球の有限性に着目している。 
MIT プロジェクトチームが行ったことは「人口」「農業」「工業」「汚染」「天然資源」の5 要素を状態変数とする世界モデル「ワールド3」を構築して,人類の未来をコンピュータシミュレーションすることであった。人口増加や環境汚染などの現在の傾向が続けば100年以内に地球上の成長は限界に達して、人口が急減するような事態に見舞われると警告した。しかし40年近く、進展はないに等しい。
 その後、「エコロジカル・フットプリント」といって、地球上の人間活動を支えるためには地球がいくつ必要かという土地資源に着目した単位が考案されているのだが、「成長の限界」が出された1972年には、0.85個であったものが、現在では1.35、つまり、35%も限界を超えてしまっている。ちなみに今でも、10億人が飢えの状態にある。
 地球全体が対象であるから小さな間違いはあるだろうし、現在、世界で話し合いが行われているIPCC(=Intergovernmental Panel on Climate Change、気候変動に関する政府間パネル)などでも、スキャンダルなどが報じられることもある。
 しかし、40年前と今が決定的に違うのは、我々素人にでも「迫りくる地球の危機」は気候の変調や南極・北極の氷が溶けるという不気味な兆候によって、実感として感じ取られるようになっているということである。

(4)今後の希望
 大きな希望は、国連の人口予想が2050年の90億人をピークとしていて、それからは減少するとしていることである。
 現在、また唯一、人口爆発の状態にあるアフリカも、教育の普及などで人口の増加は止まるらしい。ただし、時間のかかることであるから、あと40年ほど、20億人は増加するということでこの間、人類がどこまで耐えられるか、工夫できるかという試練が残っている。
    
(5) 問題5に関連する表を挙げる。 

<参考>
http://www.unfpa.or.jp/publications/swop/swop2009/swop09.html国連人口基金東京事務所
『世界人口白書2009 -気候変動と女性』JNFPA
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by chihirotp | 2010-04-28 01:03 | 数字クイズ

いつでも夢を   

「いつでも夢を・・・」           2010/04/28

 今年も、キャンパスに新入生が入ってきた。
 ムカシのコマーシャルに「ピカピカの、一年生!」という歌があったが、大学生になった彼らもそのような雰囲気は漂っている。たぶん人生で一番良い時期なのであろう。
 しかし、気になることがある。
 彼らはどうやら、あまり「夢」を持ってないような気がするのである。
 夢を持つことの重要性については、古今東西語られてきたし、夢という単語は本の題名、歌の文句にも頻繁に出てくる。
 坂本龍馬の連続ドラマでは江戸から明治にかけての若者が夢を追いかけるし、中国の万博のインタビューを見ていても、目を輝かして夢を語る若者がたくさん出てくる。
 しかし、身の回りで「夢は何ですか」と聞いても答えられない子が多い。こちらが年取って、心配性になっただけならいいのだが・・・。
 夢の定義はよくわからないが、夢は、現実から遠いから「夢」なのだと思う。
 有名なキング牧師のスピーチは「私には夢がある」から始まって、肌の色による差別がなくなる日を語っているが、この場合は現実が悲しすぎたし夢から遠すぎた。
 そう考えると原因のひとつは、私学に入るような若者の生活は、相当に満足できる生活になっているからだと考えられる。スタート台が高すぎる問題だろう。
 我々のころは、衣食住がまだまだ貧しく、それが充足されること自体が夢の一部だったが、今の若者は何でも持っているし、海外旅行も夢ではない。
 しかし、もう一つの原因は、ここ20年くらいの経済不況、政治の不調など、育ってきた環境が右肩下がりでしかなかったことであろう。彼らが産まれた少し前は日経平均は4万円に届こうとしていた。さらに、我々の頃と違ってオリンピックや万博といったイベントがあったわけでなく、バブル崩壊、少子高齢化問題、財政赤字問題から温暖化問題など、今より明るいことを考え難い時代になってしまった。
 いやいや、我々自身が働くことだけに夢中で、生活を楽しみ夢を持つことをしなかった影響もあるかもしれない。
 若者が夢を持てるようにすることが、我々に残された義務だと思う。
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by chihirotp | 2010-04-28 00:52 | 随筆

2010年4月7日 桜!ジャズ! ジャズバード   

春、桜が咲いても寒い日が続きます。
今回も、前回に引き続いてテナーの澤田氏が来てくれて、楽しいクインテットとなりました。
緩急自在の素晴らしいテナーにささえられて、とても楽しく吹くことができました。

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 桜!Jazz Bird Program 2010/4/7岩井千尋

1st Stage 19:30
1. Straight No Chaiser Bb Blues
2. Eclypso Eb (Latin)
3. Ricard Bossanoba    Gm    
4 <Vocal> Miyosann
5 <Vocal>
6 Blues March Bb

2nd Stage 20:45
1. No Problem 危険な関係のテーマ Bb 
2. Slow(Ts)
3. Whisper Not  Dm
4. <Vocal> Miyosann
5 <Vocal>
6. Desert Moonlight 月の砂漠   Dm
予 Five Spot After Dark     Cm  

3rd Stage 22:00~23:00
1. Blue Minor Fm
2. P.S. I Love You   Eb Slow
3. Doxy  Bb
4 <Vocal> Miyosann
5 <Vocal>
6 Line For Lyon    F   別紙 

Member
鈴木 ミヨ Vo&P  沢田志郎Ts 岩井 千尋 Tp  Eddie 河野 B  岩淵 泰治 Ds
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by chihirotp | 2010-04-07 23:33 | ライブ記録