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不況はチャンス! 2009/4/27   

「不況はチャンス!」    2009/4/27

 皐(サツキ)や藤の花花が一斉に咲くなか、今年もゴールデン・ウイークになる。
 その前に、休日の「千円高速」が始まって1カ月になったが、その成果として、地方の高速道路の交通量が3割増し、本四橋にいたっては2倍になっているという。
 100年に一度という大不況の中、関係者が久々に潤う週間となることを祈りたい。また、まずは、タイムリーなヒットを飛ばした政府の施策に対して素直に拍手を送りたい。
 ただし一方で、地球温暖化に関する長期的な方針をあらためて問いたい。
 意外と知られてないことに、キューバは有機農法革命ということがある。
かつて、キューバの農業は旧ソ連からの化学肥料、農業機材に依存しながらも大規模に展開して、ラテンアメリカのスター選手だった。その資本集約型の農業は、1991年にソ連が崩壊したときに悲鳴をあげて休止することになる。
 しかし、そのときキューバは、発想を変えて大胆に有機農法を推進したのである。
栄養豊かな堆肥を作るミミズを育てて畑に放ち、畑の回りには害虫の餌場となるヒマワリを植えるなどの知恵を持ち寄って、農薬を使わない農業を推進した。その結果、人々は健康になり、日本では絶滅したトキまでが増え始めたという。
 経済封鎖で他に方法がなかった面があるにせよ、災いを転じて福となした好例であろう。
一方わが国では、地球温暖化の件がこの大不況ですっかり忘れ去られている感がある。もちろん、深刻な状況は変わってない。
 人々が節約する不況は究極のエコであり、それを推進する絶好のチャンスでもある。自転車利用の推進や、エネルギーを使わない施策を推進する絶好の機会でもあろう。さらに、わが国はエコで世界をリードできる技術を持っているから、世界にもアピールできて、上手くいけば輸出振興にもつながる。
 もちろん、あまりに急激な変化は経済に回復不可能なダメージを与えるから、千円高速などの「当面の」措置は必要なのだが、同時に長期方針を早く大胆に展開して欲しいものである。
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by chihirotp | 2009-04-25 11:15 | 随筆